吾輩のブログ。名前はまだ無い。

田舎暮らしのアラフォーが送るただの日常

ヘルニア入院体験記

以前から患っていた腰椎椎間板ヘルニアが悪化し、いよいよ入院する羽目になってしまった。

当記事は、そんなヘルニア入院生活の記録記事である。

入院は突然に

4月26日。

この日はMRI検査の日だった。

というかMRI自体も突然で、前日の25日はかかりつけの整形外科の定期検診の日。

4月に入ってからどうも腰の調子が良くないことを担当の先生に伝えると、

MRI撮ろうか。明日来れる?」 

とのことで。

ニート状態の私は、ふたつ返事で了承。

というわけで日付は変わり、いざMRIに挑む。

狭くて恐怖だ、音が不快だと、とにかく周りの人間からはあまりいい評判を聞かないMRI検査。

私も閉所恐怖症気味なところがあるため、かなり緊張して挑んだ。

結果、想像していたよりは平気だった。

確かに音はすごいし、なかなかの閉塞感もある。

しかし、閉塞感についてはじっと目を閉じていれば問題なかった。

音もかなりうるさかったが、スペシウム光線のような「ビビビビビビ」「ガガガガガガ」みたいな音で、そこまで耐え難いものでもなかった。

さらには

「ああ、まるで200年後に流行っていそうな音楽だな。未来の人類はこういう音楽を聴いているのかもしれない」

などと感じ、段々と楽しさすら感じてきたくらいだ。

ともあれ、無事にMRI検査は終了。

担当の先生からの説明によると、やはり紛れもないヘルニアとのこと。

撮ったばかりのMRI画像を見せてもらったが、見事に飛び出たヘルニアちゃんが神経に触れている。

これじゃ痛むわけだ。

「入院しようか、いつならいい?」

と聞かれ。

実は、もう昨日の段階で入院の話が先生からチラッと出ていたため、入院セットを用意しておいたのだ。 

それを先生に伝えると

「じゃあ今すぐ入院するか!入院入院!」

と妙にハイテンションな先生。

あれよあれよと言う間に部屋が手配され(しかも個室)、手続きのための書類が用意され、入院に際してのレントゲン検査、血液検査、心電図検査が行なわれ。

というわけで、ヘルニア入院生活がスタートした。 

どういう治療になるか

先生曰く、MRIの画像で見た限り今回は手術する必要はないとのこと。

自然に吸収される可能性があるヘルニアということで、ひと安心。

さらに、麻痺や筋力低下も無いため、今回は投薬とリハビリの治療で進んでいくらしい。

全身麻酔での手術になったらどうしようかと思っていたので、ひとまず良かった。

病院食が美味しい

そんなことで急遽始まった入院生活。

さっそく一日目から夕食を頂けることとなった。

入院手続きをしている時に看護師さんから

「ここの食事は美味しいって評判なんですよー。楽しみにしていてくださいね」

と言われていたので、18時を心待ちにしていた。

入院一日目のメニューは、主菜にサバのチリソース的なおかず、副菜に肉じゃが。

そして白米とかき玉汁、漬け物。というメニューだった。

さっそくいただくと、たしかに美味しい。

当然全体的に薄味だけど、サバのチリソース的なのは、揚げたサバにほんのりピリ辛な玉ねぎたっぷりのソースがかかっており、食べ応えもある。 

肉じゃがもいい味付けで、ホクホクした食感が絶妙。

かき玉汁には玉ねぎなどの野菜も入っており満足感がある。

米の炊き具合も絶妙だし、漬物も漬かりすぎず、浅すぎず、調度良い塩梅。

他の病院食を食べたことが無いためわからないが、大満足である。

食事しか楽しみがないと言われがちな入院生活も、これなら楽しくなりそうだ。

入院生活2日目以降

入院生活2日目から退院に至るまでの毎日、共通した感想がある。

「とにかく、ヒマ」

そう、人生初の入院となった訳だが、とにかくヒマなのである。

3度の食事とリハビリ以外、やることが無い。

日がな一日テレビやYouTubeを見ている日々が続く。

テレビ見放題、WiFi使い放題の病院で良かった。

しかも、風呂は週2回。

まあそれでも、入院生活はほとんど動かないので汗もかかないのでそこまで気持ち悪くもなかった。

本当は「入院生活2日目」「入院生活3日目」と、その日ごとに起こった出来事を書いていこうと思っていた。

しかし、何ら変化のない日々。

朝起きて、3度の食事を食べ、リハビリに行き、薬を飲み、寝る。

本当にそれだけの毎日だった。

昭和歌謡の歌詞カードで

「※~くり返し~」

などという表記があるが、まさにそんな日々であった。

リハビリの内容

何しろ安静第一のため、リハビリについてはそんなに激しいことはしていない。

ほとんど、凝り固まった筋肉をほぐしてもらうマッサージ的なリハビリとなった。

杖や歩行器を使った歩行訓練もあった。  

暇すぎる入院生活において、リハビリはリラクゼーション効果もあり楽しみのひとつだった。

一週間後に退院

今回は投薬と安静、リハビリによる治療だったため、入院はそこまで長くならずちょうど一週間で退院。

というか、退屈な入院生活に耐え兼ね、症状も入院当初から改善していたこともあり、先生の許可を得て退院させてもらった。

入院当初は歩くのも辛かったが、結構歩けるようにもなり、腰も伸びてきた。

さすがに退院時は病室から駐車場まで歩くのに少し苦労したが、まあぼちぼち慣れていくだろう。

次回の入院はCSセットにしよう

入院生活を経て思ったが、着替えなどの入院セットを準備するのも大変だった。

それに、家族もほとんど毎日面会に来てくれたものの、わざわざ洗濯物や新しい着替えをその度お願いするのも心苦しい。

有料で入院セットを貸し出してくれるCSセットというサービスもあったのだが、一日300円か400円かかると聴いて躊躇していた。

しかし、手間と労力を考えたらかなり安いものだ。

次回入院することがもしあれば、その時はCSセットをお願いしたい。

健康が一番

ともあれ、無事に退院出来た。

まだ無理をするなと先生から言われているため、しばらくダラダラと生活しようと思う。

そうでなくてもダラダラしていると言われてしまったら、その通りだと言うしかない。

人間、健康が一番。

年に一度の健康診断と、半年に一度の歯科検診は、これからも続けていきたい。

当然、ヘルニアのリハビリもね。