「みんなの体操」という体操をご存知だろうか。
NHK総合で平日9時55分から5分間やっている、ラジオ体操のような体操だ。
私はこの「みんなの体操」をここ数ヶ月、毎日おこなっている。
すると、さまざまな効果が身体にあらわれてきたので、今日は「みんなの体操」について紹介したい。
みんなの体操とは
NHKのHPによると、「みんなの体操」は次のように解説がある。
高齢の方、また身体の不自由な方も気軽にでき、椅子に座ったままでも行うことができます。 ゆっくりしたテンポでかつ、全身を十分に動かせるように構成しています。 全身の筋肉、とりわけ萎縮しがちな筋肉を伸ばし、血行促進をはかります。
ラジオ体操と比べると強度も低く、高齢の方や体の不自由な方でも気軽にできる体操のようだ。
「みんなの」と言っているくらいなので、幅広い方々に向けた体操であることが分かる。
実際に「みんなの体操」をやってみるとわかるが、そんなに激しい運動ではないので誰でも簡単にできる。
ちょっと運動不足だな、と感じたときなどに体操をすると、ほどよく筋肉がほぐれて血行もよくなり、ちょうどいい運動になる。
「みんなの体操」をやってみて感じたメリット3選
私がみんなの体操を毎日やるようになったきっかけは、持病の腰痛を改善したかったからである。
正直、腰痛がかなりひどいときにはこの「みんなの体操」ですらままならないほどだった。
しかし、少し腰痛がよくなってきたころからできる限り毎日「みんなの体操」をおこなうようにしたところ、3つほどメリットを感じたのでご紹介したい。
メリット1:腰痛が改善された
まず、本来の目的だった「腰痛改善」は、みんなの体操を毎日行うことで大幅に改善された。
リハビリやウォーキングも並行して行っていたので複合的に効果があったのかもしれないが、体を動かすきっかけにもなったのは「みんなの体操」だったといっても過言ではない。
とくに6番目の運動は背中や腰の筋肉を強化する効果があるようなので、それも効果的だったのかもしれない。
いずれにせよ、長年悩んでいた腰がラクになってきたのは本当にありがたいことである。
メリット2:呼吸が安定してきた
ここ数年、腰痛の影響もあるのか呼吸が浅く苦しく感じることが増えてきていた。
美容院や歯医者に通うのも怖く、酷いときは車を運転するのも少々怖かった。
通っている心療内科の先生によると、パニック障害気味かも、とのこと。
セロトニンが低下することにより、そのような症状が出ることもあるらしい。
「運動不足でもパニックが出ることがあるよ」
と先生に言われたので、腰痛改善も併せて「みんなの体操」をせっせとやってみようと。
すると、少しずつ呼吸が安定してきた感じがあった。
美容院と歯医者はいまだに怖さもあるが、車を運転するのはほぼ平気になった。
やはり体を動かすことで、少しずつ効果が出てきたのかもしれない。
メリット3:血行が良くなった
冬、私が住む信州は氷点下の厳しい寒さとなる。
寒いとどうしても体を動かすのも億劫になり、そうすると血行も悪くなり手足が冷たくなる。
しかし、今シーズンは毎日「みんなの体操」をやっていたおかげか、ひどく手足が冷たくなるということはなかったように思える。
それに、体操をやった後はほどよく筋肉もほぐれて体もポカポカしてくる。
寒くて体を動かしにくくなる冬にも、ぜひおススメしたい体操だと思った。
腰痛でお悩みなら「みんなの体操」やってみる価値あり
「私はみんなの体操のおかげで、腰痛が治りました!」
などと、深夜のテレフォンショッピングのようなノリでおススメするつもりはない。
腰痛が改善されたのも「みんなの体操」だけが要因か分からないからだ。
しかし、長年ヘルニアによる腰痛に苦しんで、ようやくここ数ヶ月で改善されてきた。
やったことといえば、整形外科のリハビリ、ウォーキング、そして「みんなの体操」くらいだ。
もしあなたが腰痛でお悩みなら、「みんなの体操」をやってみてもいいかもしれない。
ただし。
強度の低い運動なので腰痛が悪化する可能性も低いと思われるが、そこはあくまで自己判断でお願いしたいです。