吾輩のブログ。名前はまだ無い。

田舎暮らしのアラフォーが送るただの日常

アラフォーは思う。

アラフォーはつらい。

年々体力は衰え、気力も衰え、増えるのは白髪と体脂肪とため息ばかり。

預金残高もこの調子で増えればいいのに。

人生の折り返し地点と言ってもいいアラフォー。

人の一生を四季に例えるとするならば、アラフォーは初秋といったところか。

いやちょっと待てよ。

一年の半分で例えたら、アラフォーは梅雨どきではないか。

アラフォーの気分は初秋どころか晩秋だが、産まれたての赤ちゃんがめでたいお正月、もう余命いくばくもない100歳のお年寄りがクリスマスだとすれば、だいたいアラフォーは6月から7月くらいだ。

まだまだ若いような気がしてきた

アラフォーと濁しているが、実はこの間40代に突入した。

確かに20代30代と比べたら身体のあちこちにガタは来ているが、ちょうど人生の半分くらいだと思えば、まだまだいけるような気がしてきた。

今から新しいことにもチャレンジ出来るかもしれない。

毎朝ヨガでも始めてみようか。

それともジョギング?

だがアラフォーに油断は禁物

しかし、だ。

まだアラフォー。だがもうアラフォー。

若い時のつもりでいきなり無茶をすると、痛い目にあう年頃だ。

「地区の球技大会で、若い頃と同じようにやったつもりがアキレス腱を断裂した」

「そんなに重くない荷物を持っただけなのに、ぎっくり腰になった」

よく聞く話ばかりだ。

ヨガやジョギングもいきなり頑張りすぎると、ろくなことになりかねない。

ましてや私は、腰のヘルニアが良くなってきたばかりだ。

新しいことを始めるにも、まずは毎朝の「散歩」から始めよう。

それですら億劫なのだから、毎朝少しだけ早起きすることから始めた方がいい。

齢40にして自然と早めに目が覚めるようにもなってきたので、今こそ朝活を始めるチャンスかもしれない。

アラフォーは、ぼちぼち。あせらず

10代から20代、30代は、例えるなら新幹線のぞみ号のような気分で生活していたかもしれない。

とにかく目的地に早く着こう、早く、早く、と焦っていた。

焦っていた割に何かを得たかといえば、さほど何も得ていない気がする。

その年代に多くの人が経験するであろう、結婚も子育ても、経験しないまま40代に突入。

仕事しかしていなかったな、という虚しさしか残っていない。

のぞみ号に乗っていたのが悪いのではなく、今から思えば私には車窓を楽しむ心の余裕がなかったのだろうと思う。

私と同じように、のぞみ号や何ならジェット旅客機に乗っていたような目まぐるしい日々を送っていた人達でも、結婚し、家庭を築いている人たちはたくさんいる。

別に結婚だけがすべてではないと思うが、私が思うに彼らは目的地に着くことばかりを考えていたわけではなく、車窓からの景色を楽しみ、人生のパートナーも見つけ、と、心の余裕があったのではと考える。

もうアラフォー。だが、まだアラフォーだ。

これからは新幹線のぞみ号のような目まぐるしい生き方をするより、ローカル線の旅のようなゆったりとした生活を送りたい。

そして車窓からの景色も自分なりに楽しめるようになれば、尚のこと豊かな人生が送れそうだ。