暑い。
毎日暑すぎる。
さわやか信州ですらこんなに暑いのに、大相撲の本場所が開催されている名古屋はどれだけ暑いのだろう。
毎日命をかけて稽古に取組にと奮闘する力士の皆さんのことを思うと、本当に頭が下がる思いである。
御嶽海関について
御嶽海関には、本当に気の毒としか言いようがない。
というより、かける言葉がない。
本場所が始まる数日前、実父の春男さんが急逝。
7月7日に自ら葬儀・告別式の喪主を務めるため、上松町に帰省。
その日のうちに名古屋にトンボ帰り。
こんな状況できっと気持ちの整理もつかなかったのだろう、本場所が始まったもののなかなか勝てない。
七日目に霧島関に白星を上げたものの、九日目には錦木関相手に黒星を喫し、負け越し。
あまりにも呆気ない負け越しは、見ているこちらも切なくなってしまった。
しかし脚も痛めているようだし、心身ともに限界のなか、休場もせずに出てくれていることそのものに私は勇気を貰っている。
天国のお父さんもきっと見守ってくれているはずなので、千秋楽まで怪我なく相撲を取りきって欲しい。
わたしの優勝予想は大ハズレ
場所前、わたしは御嶽海関、正代関、朝乃山関の三名を優勝候補として予想していた。
だがしかし、中日を過ぎた時点ですでにこの三名の優勝の可能性は消滅した。
御嶽海関については前述の通り。
正代関もなかなか白星に恵まれず。
朝乃山関は七日目の豊昇龍戦で腕を痛めたのか、翌日から休場。
元大関陣の大活躍を期待していたのだが、うーん。
やはり相撲の世界は厳しく、わたしのような素人が優勝候補予想なんて、おこがましがったかもしれない。
錦木関が大活躍
失礼ながらまったく予想外だったのだが、名古屋場所は錦木関が大活躍している。
九日目の時点で、八勝一敗という好成績。
すでに勝ち越しを決めている。
そして横綱、関脇陣相手にもすべて白星を上げている。
七日目の琴ノ若戦ではあっさりと土俵を割ってしまったが、いまのところ黒星はそれだけ。
錦木関は、力強くどっしりと安定した相撲を取るという印象で、千秋楽までどうなるか楽しみである。
豊昇龍関、北勝富士関も一敗
錦木関と同じ八勝一敗の成績は、関脇豊昇龍関と前頭九枚目の北勝富士関だ。
今後どうなるかわからないが、恐らくこの三名を中心に優勝争いが展開されるものと思われる。
注目の新入幕、伯桜鵬関も奮闘しているが、幕内の洗礼を受けたのか六勝三敗。
同じく新入幕の湘南乃海関も六勝三敗、豪ノ山関は五勝四敗。
新入幕力士が優勝争いに絡んでくれば面白いかと思っていたが、どうも難しそうだ。
二敗で追いかけるのが関脇大栄翔関、同じく関脇若元春関、そしてベテランの域に入った遠藤関だ。
果たして誰が優勝するのだろう。
名古屋場所、千秋楽まで目が離せない。