働きたくない。
2022年2月現在、わたしの心の叫びランキング第一位は、「働きたくない」である。
働かずに生きていくことができれば、それが一番幸せだとすら思っている。
アラフォー独身女「働きたくない」
わたしは独身実家暮らし、飲食店勤務である。
しかも親の経営する小さな飲食店を週5で手伝っているため、ニートに毛が生えた程度と言ったら言い過ぎだが、気楽に暮らしているかもしれない。
たしかにランチタイムやディナータイムを除けば、こうしてダラダラとブログを書くこともできるため、恵まれているほうだと思う。
しかしすでに年齢はアラフォー。
「このままでよいのだろうか」
不安に思うことも、よくある。
働かずに暮らすにはどうすればいいか
気楽とはいえ、忙しいランチタイムもある店の手伝いをしているのだから働いていないわけではない。
むしろ、アラフォーで腰痛ヘルニア持ちの身体に鞭打って、きつい立ち仕事に耐えてというのは、過酷な環境と言えるかもしれない。
そのため「働きたくない」と心の底から思うこともよくあるのだ。
では、働かずに暮らすにはどうすればいいのだろう。
ひとつずつ整理してみようと思う。
1.完全ニートになる
いっそのこと、完全ニートになるのはどうだろう。
高齢とはいえ両親もまだ元気だし、脛をかじることでなんとか生きていけるのではないか。
しかし、
「お父さん、お母さん、もうお店は手伝えません。養ってください」
とアラフォー独身女が年金暮らしの両親にお願いする光景など、地獄絵図そのものである。
しかも当然ながら、両親は高齢なのであるからいつ倒れるかもわからない。
完全ニートで生きていかれたとして、せいぜいあと5年だろう。
ニート案、却下だ。
2.専業主婦になる
自分自身、どうしてアラフォーまで独身で来てしまったのかわからない節はあるが、現時点で結婚の予定はない。
そこでだ。
結婚をすれば、働かずに暮らすことができるのかもしれない。
しかし、わたしにはひとつ問題がある。
「人間が嫌い」
ということだ。しかも重度の。
重度に人嫌いな人間が他人と暮らすことなんて、例えるならばギャンブル嫌いの人間が一日中嫌いなパチンコ店に付き合わされるのと同じくらいの苦痛を伴うのではないだろうか。
例えが分かりにくいが、要するに嫌いなものや苦手とするものと一緒になることなんて、まさに苦行でしかない。
しかも「働きたくないので養ってください」という不純な動機での結婚など、相手に失礼である。
さらに、専業主婦というのは家事全般を自分の分のみならず家族の分もこなし、近所づきあいもこなし、とけっこう大変だ。
わたしのようなぐうたら人間には向かないかもしれない。
そもそも、未婚のぐうたらアラフォーが「養ってほしい」などという理由だけで婚活市場で勝てるとも思えない。
ここは潔く諦めよう。
却下だ。
3.不労所得を得る
不動産や金融資産などから、不労所得を得るのはどうだろう。
まず、不動産についてはそもそもアパートやマンションなどを購入できる資金がないため、却下。
借金を負ってアパートマンション経営に乗り出し、失敗したという話も聞くし。
次に。
株や投資信託などの金融資産から配当金を得るという方法もあると思うが、それだけで暮らしていかれるほどの配当金を得るには、おそらく最低でも7000万円近くの資金は必要かと思われる。
ハイリスクハイリターンのファンドに突っ込むほどの勇気もない。
そもそも軍資金もない。
ないないずくしである。
現実的ではない。
却下だ。
結局、地道に働くのが一番。
ここまで書いて気づいた。
実際のところ、働かずに暮らしていくことは運や環境が良かったら、もしかしたら可能なのかもしれない。
しかし、「働いている」ということそのものが、人間らしくいられる大きな要因なのかもしれない。
働いて得られるものは、お金だけではない。
社会の一員となり役立っているという充足感だったり、満足感だったり、精神的に得られることも多く決して馬鹿にはできない。
結局、人間は地道にコツコツ働いていくのが一番幸せなのかもしれない。
そのためには健康に気を付け、周りの人々に感謝しつつ、慎ましく生活を送っていこうかなと思ったアラフォー独身のわたしであった。